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コエンザイムQ10が「ビタミン様物質」と呼ばれる理由

生活習慣病予防やアンチエイジングに良いことが広まり、日本だけではなく海外でもQ10サプリメントは数多く販売されています。
ここでははコエンザイムQ10について調べている方へ、コエンザイムQ10がなぜビタミン様物質と呼ばれているか、健康志向を高めるための知識としてお伝えしていきます。

ビタミン様物質というのは、その名の通りビタミンの様な働きをしてくれるわけですが、いったいどんな違いがあるのでしょうか。
この物質はこういう特性があるからビタミンに分類される、といったビタミンの定義を知ればすぐにわかります。

ビタミンの定義は簡単にまとめると
・栄養素であること
・有機物であること
・必要量が少ないこと
・体内で合成できないこと(もしくは、合成できるけど極少量であること)
以上の4つです。

これらに当てはまらない箇所もあるけれど、ビタミンと同じように補酵素として必要な物質がビタミン様物質と区別されているわけですね。
コエンザイムQ10は体内で合成される物質なのでビタミンではありません。
けれどビタミンよりも重要度が低いのかと言われるとそんなこともないのです。
ビタミンについては短期間なら不足してもそこまで問題にならなかったり、食物からすぐに補給できます。
ですから、進化の過程でエネルギー節約のために、体内で合成しなくなったと考えられています。
しかしコエンザイムQ10が体内で合成されるということは、身体にとって常に必要であるということです。
ビタミン様物質という名前がついていることから、2番手なイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、全然そんなことないんですね。

生きていくために必要で、常に生命活動を支えてくれているビタミン様物質。
コエンザイムQ10も他のビタミン様物質についても、医薬品や健康食品に活用されると同時に研究も進められており、健康を増進させるような更なる効能が見つかるかもしれません。

コエンザイムQ10がビタミン様物質と呼ばれるのは、体内で合成できるという特性があることで、ビタミンの定義から外れるからでした。
そんな理由があってビタミンではないと区別されていても、コエンザイムQ10は必須の存在ということを理解していただけたと思います。
是非、コエンザイムQ10で健康生活始めてみませんか。