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コエンザイムQ10は体内に吸収されにくい?

続けていると体の調子が良いと評判のコエンザイムQ10ですが、摂取には一工夫必要です。
体内に吸収されにくいという欠点を補うために行うこととは、いったいなんでしょうか。
簡単なことなのですぐ覚えられると思いますよ。

コエンザイムQ10のみだと、腸での吸収率は10%程度だといいます。
これだとせっかくの良い成分だとしても宝の持ち腐れ、なんとか吸収率は改善できないのでしょうか。
吸収率の低さの理由は、脂溶性なことにあります。
脂肪分に溶けてた状態で、一緒に分解されることでコエンザイムQ10は吸収されると思ってください。

とはいっても食品でしたら、その食品の脂肪分に溶けているわけですから吸収率10%よりも低くなってしまいます。
サプリメントも同様の事が言えます。
製造段階でオイルなどに溶かされ、そのうえでカプセルでコーティングされています。
吸収率をさらに上げたい場合、私達にできることはひとつあります。

摂る油を意識することです。
食事のさいには、亜麻仁油やハホバオイル、ココナッツオイルなどの中鎖脂肪酸が多く含まれているオイルを使用してみましょう。

中鎖脂肪酸は腸で速やかに吸収される脂質なので、コエンザイムQ10が中鎖脂肪酸に溶けて一緒に吸収されやすくなります。
サプリメントの場合も食事中や食後すぐ飲むようにしてください。
さらに吸収率があがるでしょう。

問題はこれらのオイルがサラダ油と比べると、価格が高いことにあります。
ですが、健康面ではサラダ油を圧倒的に上回る良質さを持っているのも確かです。
塩素たっぷりの水道水と、ミネラルウォーターにビタミン剤を溶かしたくらい違います。

コエンザイムQ10で体の調子をよくしようと健康意識を持つのは、とても良いことだと思います。
それに合わせて、肉を魚に、調理油を亜麻仁油などに変えると、コエンザイムQ10と一緒に良質の脂質を摂れて、体が一気に変わるはずです。
吸収率が低いコエンザイムQ10、その欠点をカバーするために中鎖脂肪酸を意識してみましょう。
良質な脂質を持つ亜麻仁オイルなどから中鎖脂肪酸を摂り、吸収率を上げて体の調子を整えましょう。